マイクロフォーサーズ用の電子接点搭載アダプター
愛機「GH4」のために新たな仲間が加わりました。キヤノンEFレンズをマイクロ4/3マウントのカメラに装着するための「STOK 電子接点付 キヤノンEFレンズ - マイクロフォーサーズ マウントアダプター 」です。マイクロ4/3マウントのカメラはセンサーサイズの小ささの恩恵で、マウントアダプターを介して、いろんなメーカーのレンズが使えます。ただ、唯一キヤノンのEFレンズだけはレンズ本体に絞り環がなく、カメラ側から電気的に絞りを制御する機構を採用しているため、アダプターを使っても、絞りが開放側で固定されてしまうという欠点がありました。
これを解決するために、絞り羽根を搭載したタイプのアダプターも発売されているのですが、正直、目分量なので使い勝手はイマイチのようです。
そこで、メタボーンという香港のメーカーから電子接点を搭載し、マイクロ4/3のカメラでも絞り制御できるアダプターが登場したのです。しかし、いかんせん値段が高い。7万とか10万とか、そんな金あるならレンズ1本買い足すよって感じなのです。
STOKのマイクロフォーサーズ用アダプターを購入
ところが、最近になってSTOKというメーカーから同じようなアダプターが発売され、しかもお値段が2万ちょい。これなら手が出そう。しかし、発売されたばかりのようでレビューがないのが若干不安。ボーナス出たばかりだし、嫁にバレなければいいか、ということで人柱も兼ねて購入に踏み切ったのです。Amazonでポチっ。
まっ、実を言うと、このメーカーのアダプターは、以前、Eマウント用の電子接点搭載アダプターなど何度か買ったことがあり、安い割にものはいいのでそんなに心配はしていなかったわけです。
注文した翌日には商品到着。さっそくGH4に装着です。と、その前に簡単に説明しときましょう。まず、このアダプターを使えば、キヤノンのEFレンズが使えます。できるのは絞り設定と、EXIF情報の取り出し、あと、レンズに手振れ補正が搭載されていればそれも機能するみたいです。ただしオートフォーカスについては動作しません。
まずはキヤノン純正レンズから
さっそく装着。一応メーカーのHPに取り付け方法が載っていますが、んなもん見るまでもありません。簡単です。取り付けたのはEF40mm。スイッチオン。おー、普通に起動した。ここまでは平常心。
問題はここから。絞りが設定できるかどうか。絞りダイアルを回す。おー、値が変わった。GH4で普通にキヤノンレンズが使えます。GH4をマニュアルフォーカスで使う感じで普通に使えます。Eマウントで体験済みとはいえ、それ以来ぶりの感動です。
ちなみに、マイクロ4/3はセンサーサイズが小さいので、EFレンズを装着した場合、フルサイズ機比で、レンズの焦点距離が約2倍になります。EF40mmの場合、2倍の80mm相当、望遠寄りになります。そして、レンズの中心部を使うため、おいしいとこ取りできるという利点もあるのです。
使用感については、特に問題なし。絞りもダイヤル回せばサクサク変わる。M(マニュアル)モードはもちろん、S(シャッター優先)、A(絞り優先)、P(プログラム)の各モードでもOK。動画撮影でも、オートで絞り値が変わっているようで問題なく使えます。
同じく電子接点を搭載したKIPONのアダプターでは、レンズによってうまく動いたり動かなかったり、さらに、かなりひどい収差(撮影画像のゆがみ)が出るとAmazonのレビューで酷評されていましたが、STOKのアダプターは特にそのような問題はないようです。
ということで、手元にあるレンズをいくつか試してみましょう。まずは、シグマの70-200mmF2.8。これが使えれば、焦点距離2倍で、400mmF2.8、庶民には夢のヨンニッパ。結果は、、、おー、無事、動作しました。絞りは当然操作できるとして、手振れ補正も機能している模様です。
お次は、同じくシグマの8-16mm(上の写真)。GH4に装着すると35mm換算で16-32mm相当となり、いい感じの広角レンズになります。こちらも特に問題なし。ついでに、シグマの50-500mmって、お前はシグマしか持ってないのかよっ。だって、キヤノンのレンズなんか手が出ねーし。50-500mmも問題なくいけました。これで手元のEOS用のレンズが丸ごとGH4で使えます。
撮影画像を確認すると、ご覧のとおりF8.0と表示され、EXIF情報が反映されています。
ただし、タムロンの150-600mmについては、メーカーホームページに記載のとおり、認識しないというか、電源入れても画面が真っ暗になって動作しなかった。あと、シグマの150-600mmについては、撮影は問題なくできたけど、上の写真のとおりF値が1.0と表示され、EXIF情報が変。
結局、この日は、ヨドバシで15本ぐらい試しましたが、ほとんどのレンズが使えるようです。全般的には良好で、お値段を考えればかなりオススメ。というかお値段以上。ちなみに、ヨドバシでレンズ試してたら、α7に、同じくSTOKの電子接点付きEマウント用アダプターをつけた2人組が。彼らもいろんなレンズをつけて、「おー、動く」とか言って感動してたのが笑えた。
問題はここから。絞りが設定できるかどうか。絞りダイアルを回す。おー、値が変わった。GH4で普通にキヤノンレンズが使えます。GH4をマニュアルフォーカスで使う感じで普通に使えます。Eマウントで体験済みとはいえ、それ以来ぶりの感動です。
ちなみに、マイクロ4/3はセンサーサイズが小さいので、EFレンズを装着した場合、フルサイズ機比で、レンズの焦点距離が約2倍になります。EF40mmの場合、2倍の80mm相当、望遠寄りになります。そして、レンズの中心部を使うため、おいしいとこ取りできるという利点もあるのです。
使用感については、特に問題なし。絞りもダイヤル回せばサクサク変わる。M(マニュアル)モードはもちろん、S(シャッター優先)、A(絞り優先)、P(プログラム)の各モードでもOK。動画撮影でも、オートで絞り値が変わっているようで問題なく使えます。
同じく電子接点を搭載したKIPONのアダプターでは、レンズによってうまく動いたり動かなかったり、さらに、かなりひどい収差(撮影画像のゆがみ)が出るとAmazonのレビューで酷評されていましたが、STOKのアダプターは特にそのような問題はないようです。
サードパーティー製レンズは使えるか?
ここまでは慣らし運転。ここからが本番です。さて、このアダプター、対応レンズはキヤノンEFレンズですが、シグマやタムロンなど、サードパーティー製が使えるかどうか。※メーカーHPに対応レンズが載ってましたということで、手元にあるレンズをいくつか試してみましょう。まずは、シグマの70-200mmF2.8。これが使えれば、焦点距離2倍で、400mmF2.8、庶民には夢のヨンニッパ。結果は、、、おー、無事、動作しました。絞りは当然操作できるとして、手振れ補正も機能している模様です。
お次は、同じくシグマの8-16mm(上の写真)。GH4に装着すると35mm換算で16-32mm相当となり、いい感じの広角レンズになります。こちらも特に問題なし。ついでに、シグマの50-500mmって、お前はシグマしか持ってないのかよっ。だって、キヤノンのレンズなんか手が出ねーし。50-500mmも問題なくいけました。これで手元のEOS用のレンズが丸ごとGH4で使えます。
撮影画像を確認すると、ご覧のとおりF8.0と表示され、EXIF情報が反映されています。
ヨドバシで各種レンズを試す
せっかくなので、ヨドバシカメラで、色々なレンズを試してきました。キヤノン純正レンズについては、EF、EF-Sともに問題なし。望遠、広角、ズーム、単焦点、試したレンズはどれでも大丈夫でした。シグマ、タムロン、トキナー、そして、ツァイスのレンズも問題なし。ただし、タムロンの150-600mmについては、メーカーホームページに記載のとおり、認識しないというか、電源入れても画面が真っ暗になって動作しなかった。あと、シグマの150-600mmについては、撮影は問題なくできたけど、上の写真のとおりF値が1.0と表示され、EXIF情報が変。
結局、この日は、ヨドバシで15本ぐらい試しましたが、ほとんどのレンズが使えるようです。全般的には良好で、お値段を考えればかなりオススメ。というかお値段以上。ちなみに、ヨドバシでレンズ試してたら、α7に、同じくSTOKの電子接点付きEマウント用アダプターをつけた2人組が。彼らもいろんなレンズをつけて、「おー、動く」とか言って感動してたのが笑えた。