2015年8月1日土曜日

マイクロフォーサーズ用電子接点搭載EFレンズマウントアダプター

マイクロフォーサーズ用の電子接点搭載アダプター

愛機「GH4」のために新たな仲間が加わりました。キヤノンEFレンズをマイクロ4/3マウントのカメラに装着するための「STOK 電子接点付 キヤノンEFレンズ - マイクロフォーサーズ マウントアダプター 」です。

マイクロ4/3マウントのカメラはセンサーサイズの小ささの恩恵で、マウントアダプターを介して、いろんなメーカーのレンズが使えます。ただ、唯一キヤノンのEFレンズだけはレンズ本体に絞り環がなく、カメラ側から電気的に絞りを制御する機構を採用しているため、アダプターを使っても、絞りが開放側で固定されてしまうという欠点がありました。

これを解決するために、絞り羽根を搭載したタイプのアダプターも発売されているのですが、正直、目分量なので使い勝手はイマイチのようです。

そこで、メタボーンという香港のメーカーから電子接点を搭載し、マイクロ4/3のカメラでも絞り制御できるアダプターが登場したのです。しかし、いかんせん値段が高い。7万とか10万とか、そんな金あるならレンズ1本買い足すよって感じなのです。

STOKのマイクロフォーサーズ用アダプターを購入

ところが、最近になってSTOKというメーカーから同じようなアダプターが発売され、しかもお値段が2万ちょい。これなら手が出そう。しかし、発売されたばかりのようでレビューがないのが若干不安。ボーナス出たばかりだし、嫁にバレなければいいか、ということで人柱も兼ねて購入に踏み切ったのです。Amazonでポチっ

まっ、実を言うと、このメーカーのアダプターは、以前、Eマウント用の電子接点搭載アダプターなど何度か買ったことがあり、安い割にものはいいのでそんなに心配はしていなかったわけです。

注文した翌日には商品到着。さっそくGH4に装着です。と、その前に簡単に説明しときましょう。まず、このアダプターを使えば、キヤノンのEFレンズが使えます。できるのは絞り設定と、EXIF情報の取り出し、あと、レンズに手振れ補正が搭載されていればそれも機能するみたいです。ただしオートフォーカスについては動作しません。

まずはキヤノン純正レンズから

さっそく装着。一応メーカーのHPに取り付け方法が載っていますが、んなもん見るまでもありません。簡単です。取り付けたのはEF40mm。スイッチオン。おー、普通に起動した。ここまでは平常心。

問題はここから。絞りが設定できるかどうか。絞りダイアルを回す。おー、値が変わった。GH4で普通にキヤノンレンズが使えます。GH4をマニュアルフォーカスで使う感じで普通に使えます。Eマウントで体験済みとはいえ、それ以来ぶりの感動です。

ちなみに、マイクロ4/3はセンサーサイズが小さいので、EFレンズを装着した場合、フルサイズ機比で、レンズの焦点距離が約2倍になります。EF40mmの場合、2倍の80mm相当、望遠寄りになります。そして、レンズの中心部を使うため、おいしいとこ取りできるという利点もあるのです。

使用感については、特に問題なし。絞りもダイヤル回せばサクサク変わる。M(マニュアル)モードはもちろん、S(シャッター優先)、A(絞り優先)、P(プログラム)の各モードでもOK。動画撮影でも、オートで絞り値が変わっているようで問題なく使えます。

同じく電子接点を搭載したKIPONのアダプターでは、レンズによってうまく動いたり動かなかったり、さらに、かなりひどい収差(撮影画像のゆがみ)が出るとAmazonのレビューで酷評されていましたが、STOKのアダプターは特にそのような問題はないようです。

サードパーティー製レンズは使えるか?

ここまでは慣らし運転。ここからが本番です。さて、このアダプター、対応レンズはキヤノンEFレンズですが、シグマやタムロンなど、サードパーティー製が使えるかどうか。※メーカーHPに対応レンズが載ってました

ということで、手元にあるレンズをいくつか試してみましょう。まずは、シグマの70-200mmF2.8。これが使えれば、焦点距離2倍で、400mmF2.8、庶民には夢のヨンニッパ。結果は、、、おー、無事、動作しました。絞りは当然操作できるとして、手振れ補正も機能している模様です。

お次は、同じくシグマの8-16mm(上の写真)。GH4に装着すると35mm換算で16-32mm相当となり、いい感じの広角レンズになります。こちらも特に問題なし。ついでに、シグマの50-500mmって、お前はシグマしか持ってないのかよっ。だって、キヤノンのレンズなんか手が出ねーし。50-500mmも問題なくいけました。これで手元のEOS用のレンズが丸ごとGH4で使えます。

撮影画像を確認すると、ご覧のとおりF8.0と表示され、EXIF情報が反映されています。

ヨドバシで各種レンズを試す

せっかくなので、ヨドバシカメラで、色々なレンズを試してきました。キヤノン純正レンズについては、EF、EF-Sともに問題なし。望遠、広角、ズーム、単焦点、試したレンズはどれでも大丈夫でした。シグマ、タムロン、トキナー、そして、ツァイスのレンズも問題なし。

ただし、タムロンの150-600mmについては、メーカーホームページに記載のとおり、認識しないというか、電源入れても画面が真っ暗になって動作しなかった。あと、シグマの150-600mmについては、撮影は問題なくできたけど、上の写真のとおりF値が1.0と表示され、EXIF情報が変。

結局、この日は、ヨドバシで15本ぐらい試しましたが、ほとんどのレンズが使えるようです。全般的には良好で、お値段を考えればかなりオススメ。というかお値段以上。ちなみに、ヨドバシでレンズ試してたら、α7に、同じくSTOKの電子接点付きEマウント用アダプターをつけた2人組が。彼らもいろんなレンズをつけて、「おー、動く」とか言って感動してたのが笑えた。

2015年7月31日金曜日

イケアでプロジェクター用スクリーンをつくる


コストコでBenQのプロジェクター「MH680」を安売りしてた(税込59,800円)ので思わず買ってしまった。

せっかくなので、スクリーンも購入を。しかし、リビングのテレビ(58インチ)と同サイズやちょい大きいぐらいでは意味がない、ここは一気に120インチクラスをと考えたところが、ネットで調べてもスクリーンって結構いい値段がするんですね。そもそも120インチクラスになると自立式はない、かといって、壁掛け式だと、賃貸なので吊るす場所がない。。。

で、試案の末、自己調達することに。必要なものは、120インチクラスの白い布状のものと、それを吊るすスタンドです。

結論から先にいうと、撮影用の背景スタンドと窓用のロールスクリーンでなんとかなりました。

背景スタンドは大型のもので、タテ200cmxヨコ220cmのものがある。一般的な撮影機材で簡単に手に入り、Amazonで送料込み6000円程度。

問題は、背景のスクリーン。Amazonでも販売しているんだけど、通販で購入すると折りたたんだ状態で送られてくるため、商品に折りジワがついてアイロンがけが大変なるレビューが多数。確かに、以前、小物撮影用に撮影セットを買ったときに付いてきた背景布が折りたたんだ状態で届き、アイロンがけしてもしわが取れないなどなかなか大変だった記憶が。
そういえば、背景布を探していたときにイケアでロールスクリーンを買ったけど、あれの大きいのがあればな、と探したところ、ありました。「TUPPLUR」という窓用のロールスクリーンでタテ195cmxヨコ203cm、遮光タイプで白色。表面(部屋側)はオフホワイトっぽい色だが、外側がきれいな白でプロジェクタースクリーンにピッタリの色味。お値段が税込みで4,999円。グッドプライス。

ちなみに、持ち家の人であればこのロールスクリーンを表裏逆にして、壁にネジで固定すればそのまま収納式のプロジェクタースクリーンに早変わりです。

話が脱線しましたが、さっそく取り付け。撮影スタンドを組み立てて、さて、どうやって固定するかと考えようかとしたところ、ロールスクリーンの芯の中に、ちょうど背景スタンドの横棒が通りそう。ということで、ロールスクリーンの芯に取り付けられている金具(上の写真)を引き抜く。

続いて、ロールスクリーンの芯に背景スタンドの横棒を通す(上の写真)。ジャストサイズで、ちょうどいい具合に掛けられた。あっという間に完成ですわ。費用は1万円弱。収納も簡単にできるのでなかなかの出来栄えです。

設置状況はこんな感じ。映りも上々で個人的満足度は特上です。

デジカメ外部モニタに使えるモバイル液晶モニター On-Lap 1303H

GeChicという台湾のメーカーから発売されている13.3インチモバイル液晶モニター「On-Lap 1303H」です。

microHDMI入力ポートを装備するので、カメラとつなげて外部モニターとして使用できます。一番の特徴は、USBで電源供給できるので、モバイルバッテリーをつなげば電源のないところでも使用できる点です。

似たような商品に、ASUSのMB168Bがありますが、こちらはUSB端子のみでHDMI端子を搭載していないため、デジカメの外部モニタ用途には使えません。

On-Lap 1303Hの主な仕様は、13.3インチIPSパネル採用で、最大解像度:1,920*1,080、重量590グラムです。大きめの外部モニターが欲しかったので13.3インチにしましたが、10インチのモデルや、同じ13.3インチでもタッチパネル搭載モデルもあります。タッチパネル搭載モデルは重量が増え(900グラム)、値段もプラス1万円程度なので、安価なタッチパネル非搭載モデルの1303Hを選びました。

使い勝手についてですが、今のところ特に不満はありません。軽量で液晶の画質も創造していたより良好です。これで三脚ネジでもついていれば満点でしたがさすがにそれは無理のようです。屋外での使用については、見やすいですがさすがに晴天下ではフードが必要。

液晶は、フルHD(1920x1080)で、撮影時のライブ表示だけでなく、再生画像も確認できるので、画像確認用のノートパソコンはなくてもいいかなといった感じです。

付属のカバーはスタンドにもなり、角度調整できて便利。HDMIケーブルもついていますが、microHDMI→HDMIのケーブルなので、カメラに繋げる際は、別途、HDMI→microHDMI変換ケーブルが必要です。